乱太郎たちが兵庫県警尼崎南署「交通安全大使」に任命され、尼子先生に署長感謝状がおくられました。
人気漫画「落第忍者乱太郎」のキャラクターたちが兵庫県警尼崎南署の交通安全活動に協力したとして、作者の尼子騒兵衛さんが2日、同署で署長感謝状を受け取った。「子どもたちが安心して交通イベントなどに来てもらえるようにお手伝いできれば光栄です」と笑顔。同漫画の主要キャラクターである乱太郎、きり丸、しんべヱの3人は同署の「交通安全大使」に任命された。
尼子騒兵衛さんは尼崎市出身で、ペンネームも「騒がしい尼っ子」という意味から付けるほどの地元好き。2019年の春から同署の交通安全大使として、キャラたちがイベントに着ぐるみで登場したり、ポスターに描かれたりして活躍している。
贈呈式では、白野邦昌署長から感謝状を手渡され、キャラ3人の着ぐるみには「尼崎南交通安全大使」と書いたタスキが掛けられた。
同漫画は主人公の落ちこぼれ忍者、乱太郎たちが忍術学園で起こるさまざまな問題に向き合っていくギャグ漫画。歴史的資料を基にした忍術のみを描くなどのこだわりも詰まっている。
朝日小学生新聞で3カ月の連載予定だったが、描きたいネタが多すぎて1986年から約33年間連載を続け、単行本も65巻まで発刊した。1993年には漫画を基にNHKで「忍たま乱太郎」としてアニメ化され、より全国的に有名な作品となった。
白野署長は「子どもたちを中心に交通安全が広まるよう、これからも協力をお願いしたい」と期待を込めた。(村上貴浩)